「あなたにとってピアノとは?」
「猫達を食わせていくための道具ね」
カーラジオでFM大阪を聞いていると、「魂のピアニスト」と言うフレーズが聞こえてきて、何やら訃報っぽい内容だったので、すぐさまフジ子・ヘミングのことだなと思ったらやっぱりそうだった。享年92歳、死因は膵臓癌だったそうな。
いかんせん「魂のピアニスト」のフレーズだけでフジ子・ヘミングが連想されるのはどうだろう? 世間には我こそが魂のピアニストと自認する人がいくらでもいそうなものだが、こればかりは仕方があるまい。
才能と生い立ちは関係無いものとして、フジ子・ヘミングの数奇な人生は注目に値するべきであろう。聴力にトラブルを抱えたり、国籍の問題に苦労したり色々あったらしい。
病による聴力の損失はともかく、国籍に関してはこれからもよくわからん勢力が利用すること必死であり、現代の世界が抱える難民問題にも影響があるかもしれない。
しかし、国籍や難民の問題は、昨今の報道で見るようなクルド人問題、在日韓国人問題など、性善説で対応出来るようなことではない。国際的な観点から見て、クルド人問題はトルコ政府による棄民政策であり、在日韓国人も韓国政府の棄民政策の問題であって、フジ子・ヘミングに起きた問題とは根本的に違う。
在日クルド人には(PKK クルド労働者党)の影響があるとされるし、在日韓国人には韓国民団や朝鮮総連とのつながりや、そもそも韓国本国は左派の従北親中とされる中共や北鮮シンパが国民の過半数だとされる現状もある。
クルド人はトルコの土地に愛着は無いだろう。そもそも彼らはジプシーや遊牧民、馬賊のようなものであり、その土地に定住して国や地域とうまくやろうなどと言う価値観は無い。韓国にしてもそうなのだろう。数千年来中華皇帝の属国、属領であったのだし、民族的にも元を正せば匈奴辺りの遊牧民の文化が強い国であり、地域や国家への貢献や協力なんて余り優先順位が高くないはずだ。
そもそもの価値観が違うのに、共通の倫理道徳で暮らすのは不可能であり、これを性善説でもって、とりあえず受け入れてその内文明的な方向に改善してもらおうなんて絶対にあり得ないことだろう。もしそれが可能なら、世界中に散らばっているクルド人はもっとあちこちに受け入れられてトラブルも起こってないだろうし、韓国人は韓国本国をあんなに何度も経済破綻する状態のままにはしていない。
とは言え、人道上の問題だと見る向きもあろうからその場合のデメリットも書くと、実際に韓国や一部のイスラム教国が、日本から安全保障上好ましくない物品を敵性国家に横流ししているケースが発生している。イスラム国やハマスやロシア軍や北朝鮮軍や中国人民解放軍の兵器には横流しされた日本の高性能電子部品がたくさん使われているし、イスラム軍の代用戦車はトヨタランドクルーザーである。最近ロシア軍の軍用車に、自衛隊が払い下げたトヨタメガクルーザーベースの自衛隊車両が使われているとのニュースもあった。
日本が親切でやったことで、ひょっとしてウクライナやイスラエルに日本製電子部品を搭載した核ミサイルが落ちる日が来るかもしれない。そうなった場合でも日本の人権派は平気なのだろうか?
かつてベトナム戦争時の枯葉剤作戦が、日本の加担によるものだともう今では多くの人が知っているだろう。そうなのである。そして日本で残った枯葉剤が秘密裏に処理されたとの話だってある。
米軍はベトナムを攻めあぐねた結果、「つまり南方の国は戦争で飢餓状態にはならない。だって食料は米が雑草のようにいくらでも生えてくるからだ。そうだ! 植物が育成出来ないように枯葉剤を撒こう!」と閃いた。そんな国が今ではSDGSだとか太陽光パネルと電気自動車だとか北極でシロクマが溺れているだとか片腹痛い。
一躍、枯葉剤の悲劇の広告塔にされていたベトちゃんドクちゃんが、今では分離手術を経てお兄さんのベトさんはお亡くなりになったようだが、弟のドクさんはお元気なようで、今ではベトナムでお子さんを持って、子どもにはフジ君サクラちゃんと名付けてくれているらしいってのも、フジ子・ヘミングの訃報の後にやってたFM大阪の番組で知った。
世界中でありとあらゆることが関連性を持って成り立っている。あなたの人生だって例外ではない。愚かな私には理解出来ないことがほとんどだが、なるべく無関心はやめようと思うきっかけになるニュースだった。
コメント